まず、記事を執筆した記者は、日本企業の多くが老舗企業であることを紹介する笑い話として、以下のような話を紹介している。「もし中国のオンラインマーケットの巨人アリババが日本企業だったとしたら、創業者のジャック・マーには経団連の会合で小さなベンチすら用意されないだろう。なぜか? もちろんアリババは素晴らしい企業だが、いかんせん日本の企業としてはまだ若すぎる」。いくぶん、冗談めかした話にも聞こえるが、中国は改革開放以来まだ日が浅く、企業が全体としてまだ若い現状を物語っている。
なぜ日本の老舗企業はこれほど強いのか。中国メディアは、その強さの秘密は3つあると分析。まず1つ目に本業と本業関連の仕事に注力し、無理な拡大を行わないこと。2つ目は災害や戦争、天変地異などに備えて節約し、むやみに借金をしない。
現在、中国では景気の拡大に伴う「創業ブーム」から、企業の倒産からくる「失業ラッシュ」を懸念する声が相次いでいる。変化や危機を乗り越えて強さを維持している、老舗日本企業から学ぶ必要があると冷静に分析している。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
自分を変えたい! 中国の若者も共感する「凪のお暇」
中国でマンガ産業勃興の兆し テンセントがマンガアプリに巨額投資
ロボット大国日本 その強さの秘密とは?
「留守児童」はスマホに夢中? 農村部でスマホにはまる子供たちが顕著に
結婚はまだけっこう? 若者が結婚したがらない3つの理由