記事は、在日10年というある中国人の例を紹介。日本で家を3軒購入し2軒を貸し出しているそうだ。借り手は大家が中国人であることに驚き、よほどお金があるのだろうと思うそうだが、記事はこの男性は資産家ではなく、仕事を掛け持ちしてローンを払っていると紹介した。
中国では投資目的の不動産購入者が非常に多く、そのために不動産バブルとなっている。中国政府も対策を取っており、上海などの大都市では住宅の購入数に制限を課したが、その対策として家を複数購入するために法律上離婚する夫婦が相次いだほどだ。
この男性は、日本で家を3軒購入して維持するため、夫婦で夜勤の仕事を掛け持ちして休む時間も無く、親や子どもと過ごす時間も無かったそうだ。そのことを知った借主の日本人から「家を買うのは生活の質を上げるためだろう? 生活を犠牲にして家を買うなら失うものの方が多い。家のほかにも重要なことがある。それは幸せだ」と諭されたという。
実際、中国でも「房奴」と言われる住宅ローン返済に苦しむ庶民は非常に多く、無理して購入した家にいる時間はあまりなく、仕事に追われている人が少なくない。
【関連記事】
日本で生活したことのある中国人が「あれだけは忘れられない」と思うこと=中国メディア
アニメファンの娘に連れられて訪日、「娘たちは大満足していた」=中国メディア
中国人が見た日本の地下鉄「わが国の地下鉄と違っている点は多い」=中国メディア
科学技術の進んだ国であるはずの日本、なぜ「IT後進国」になった? =中国メディア
中国人旅行客が日本旅行で目にした「日本人の民度の高さ」とは=中国メディア