現代は過去のどの時代よりも国際交流が活発な時代と言える。仕事や留学のために日本に住む中国人は数多く存在するが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本には中国人留学生に対する差別は存在するか」と問いかける記事を掲載した。


 記事はこのテーマについて、以前に日本に留学していたという中国人の見解を紹介している。この中国人は留学生時代に、中国に帰省するたびに「中国人は日本人から差別されるか?」と質問を受けたと説明した。この質問が多かったという事実から、多くの中国人がこのテーマに関心を持っていることがわかる。

 この問いに対して、かつて日本に留学していたこの中国人は自身の経験に基づいて「差別は基本的には存在しない」と説明。一方で、差別はないが日本人は他人と「かなりの距離を置く」ゆえに冷たいと感じられたことを紹介し、中国人が日本の大学内で本当の意味での友人を作るのは「相当難しい」とした。

 また、人間関係における日本人の距離感は「中国人を差別している」という印象を一部の中国人に与えていると主張する一方、これは「差別を受けている」のではなく、実際には中国人の「自意識過剰」なのであり、日本人の冷たさを「差別」とするのは強引なこじつけであると論じた。

 さらに日本社会全体における中国人差別についても触れ、留学生時代にアルバイトをしていた時、客に釣り銭を少なく渡してしまう失敗をしても、大部分の日本人は微笑んで理解を示してくれたという経験を紹介し、日本社会全体においても「中国人に対する差別は基本的には存在しない」という見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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