「百聞は一見に如かず」。これはもともと中国の漢書から来たことわざだ。
日本と中国は隣国同士ではあるものの、中国人にとっては実際に日本に来てみなければ信じられない日本独特の習慣があるようだ。中国メディアの今日頭条は24日、「日本に来て初めて信じられること」を紹介する記事を掲載した。

 まず1つ目として記事は、「日本のトイレにはトイレットペーパーが設置されている」と紹介。日本では当たり前のことだが、設置したらまず間違いなく盗まれてしまう中国ではありえないことなのだろう。記事はさらに、公共のトイレには男女のトイレ以外に車いす利用者などのために多目的トイレが設置され、手すりやベビーシートなどの設備もそろっていると伝えた。

 また、生活面で便利なこととして、「コインランドリーでダニが退治できる」と伝えた。中国ではコインランドリーはあまり見かけないが、自宅に洗濯機がある家庭でも大物洗いができたり梅雨の時期に乾燥機だけの利用ができたりと何かとあると便利である。

 さらには、日本ならではの特徴として、店で服を試着するときも他人の家に上がるときも「靴を脱ぐ」と紹介。靴下か裸足でそのまま家の中を歩くのだと伝えた。これは中国ではあまりない習慣であるため多くの中国人が戸惑うことだろう。

 また、日本料理は刺身、寿司、ラーメン、うどん、天ぷらだけではないというものもあったが、日本人は寿司ばかり食べていると思っている中国人もいるものだろう。他にも、マナーに関するものでは、「仕事中に携帯電話を見たりおしゃべりしたりしている日本人は少ない」と指摘。
中国ではこの逆で、多くの人が仕事中にスマホを見たりおしゃべりしたりしている。また、賃貸物件は「退去前に部屋をきれいにする」というものもあったが、これも中国にはない習慣だ。

 ほかにも多くの習慣を紹介しているが、実際に見てみて本当の日本の姿をより多くの外国人に知ってほしいものだ。こうした違いも含めて、きっと日本のことが好きになるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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