記事は、記者自身が実際に日本旅行で経験し、目撃したものについて紹介されている。あるラーメン店での出来事だったが、ラーメンを一杯注文すると、同時にあるものがセットでついてきた。それは「ライス」だ。記者はそのライスを見てびっくり。「ラーメンがすでにあるのに、なぜさらにご飯という主食を食べるのか?」と不思議に感じたようだ。ピザを食べるときに一緒にご飯を食べるような違和感を覚えてしまったらしい。
さらに記事では、日本人がラーメンを食べるときにライスを一緒に食べる理由を自分なりに分析している。理由の一つは、「ラーメンを食べた後、ライスにスープをかけて最後まで味わうため」というもの。そうすることで、スープが無駄にならないというわけだ。まさに、「もったいない精神の現れだ」と解説している。たしかに、ラーメンのスープは時間をかけて作られている。
記事のコメントでも、「食べ物を無駄にしないのはいいことだ。日本人はとても賢い」と称賛している。
たしかに、ラーメン一杯にはその見た目のシンプルさとは裏腹に膨大な手間暇が掛かっているのも事実。ただ、この記者に「ラーメンのスープにはかなりの塩分が含まれているため、完食してしまわずほどほどに」と教えてくれる人が誰もいなかったのは、いくらか気の毒だ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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