サッカーU-22日本代表が28日、年内最後の試合となるジャマイカ戦で9-0と大勝した。相手の実力不足もあり、試合に対する評価は必ずしも芳しいものではなさそうだが、中国のサポーターはこの試合を驚きと喜びをもって見ていたようである。


 中国メディア・東方網は28日、U-22日本代表とU-22ジャマイカ代表の試合に、中国人の審判団が起用されたことを報じた。

 記事は、28日に長崎に行われたキリンカップの同試合について、日本の五輪代表にとっては来年の東京五輪はもちろんのこと、間もなくやってくるU-23アジアカップに向けたウォーミングアップという意味を持っていたと紹介した。

 そして、この試合について日本サッカー協会が中国の国際審判団を招待し、傅明氏が主審を、霍偉明氏が第一副審を、孫凱氏が第二副審を務め、日本の荒木友輔氏が第4の審判を担当したことを伝えている。

 そのうえで「日本に優秀な審判がたくさんいる状況において、中国の審判団が招待されたことは、中国人審判の能力が国際試合の場において認められるようになったことの証明だ」と評し、今後さらに多くの中国人審判が世界の大きな試合で笛を吹くようになることへの期待を示した。

 中国がサッカー大国となるには、選手を強化するだけでは難しい。選手と選手の育成や指導を手掛けるコーチ、そして、試合をマネジメントする審判の能力も高めていく必要がある。親善試合とはいえ、今回中国の審判団が日本代表の試合を裁いたことが、中国国内では自国の審判の質が高まりつつあると感じるきっかけになったようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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