日本は中国人に人気の海外旅行先になっており、リピート客も非常に多い。何度訪れても、また訪れたくなる魅力があるようだが、「飽きる」ことはないのだろうか。
中国メディアの今日頭条はこのほど、「なぜ日本は何度行っても飽きないのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、日本は地域ごとに違った魅力のある国だと紹介。中国と比べれば小さな国だが、地域ごとにそれぞれ観光に適した場所があり、同じ場所も何度でも訪れたくなるそうだ。記事の中国人筆者自身は日本にくわしく、地域ごとのおすすめの観光スポットを紹介している。

 関東近郊で筆者がまずおすすめしたのは、東京の胃袋とも言われた「築地」だ。また、「軽井沢」も東京からほど近く、神秘的であるうえに、有名建築家による石の教会と高原教会も中国人の心をつかんでいると紹介した。さらに、伊豆の踊子で有名な「伊豆」も紹介。伊豆には中国でも大ヒットした映画「君の名は。」の舞台とよく似ていると言われる大室山や、ロマンチックな熱海の花火大会、海を見ながら入れる温泉もあると伝えた。

 記事は続いて、関西地区でのおすすめを紹介。大阪で一押しなのはおしゃれな人が集まる「オレンジストレート」で、奈良に来たら3大神社の1つ「春日大社」を訪問するように勧めた。節分万燈籠は神聖な気持ちにさせられ、どこからともなく現れる小鹿がかわいいという。他にも、京都の鴨川沿い、船に乗ってチェックインする嵐山のホテルの魅力を紹介した。


 中国人筆者によると、関東・関西は初めての観光客におすすめで、リピート客には中部地方をすすめている。例えば、「見落とされがち」な名古屋には、名古屋海洋博物館、日本の3大祭りの1つ・高山祭があると紹介。また岐阜県には下呂温泉があり、雪の降る冬は特におすすめで、「白川郷も絶対に外せない」そうだ。また、九州へ行ったら、「くまもんスクエア」と「阿曽ファームランド」、日本で最も美しい森の神社と言われている「上色見熊野座神社」、福岡の「屋台」で博多ラーメンを食べること、そして映画の舞台にもなった種子島や屋久島などの「島めぐり」もおすすめだとしている。

 こうして見てみると、日本には中国人にとって魅力ある観光名所が数多くあるようだ。中国国内にも観光地はたくさんあるが、やはり日本はどこもきれいでサービスも行き届き、国内とは違った旅行の体験ができるのだろう。日本旅行のリピート客は今後も増えていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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