記事はまず、日本が今年に入り、中国に対してしてくれた支援の数々を紹介。どこよりも早くマスクなどの救援物資を送り、箱には中国から海を越えて渡ってきた漢詩まで書いてあり、多くの中国人を感動させたという。
しかし、あまりの親切ぶりに日本には「下心」があると怪しむ人もいて、記事の中国人筆者は「心が寒くなる」思いだというが、「日本の対中ODA」を知ればそんな疑念も吹き飛ぶとしている。日本によるODAについて筆者は、あまり中国人に知られていないと指摘。中国ではODAが終了する時までほとんど報道されてこなかったのでそれも当然なのだろう。
この対中ODAは、日中国交正常化後の1979年から40年ほど、中国に対して総額3兆円以上の支援をしてきたというものだ。筆者は、中国が「寛容さを見せて」戦争賠償金を放棄したために、それに感動し、申し訳ないという思いもあって日本は困っている中国に「雪中(せっちゅう)に炭を送って」援助を差し伸べたと主張した。これは多くの日本人の理解とは異なっているものの、ODAは「中国の主だった空港や病院、線路建設、2億人分の子ども用ワクチンの提供などに使われ、中国の発展に大いに寄与した」とODAの成果を熱弁している。
記事は結びに、今回の支援にしても、ODAにしても、「困っている時に手を差し伸べてくれた」のは事実であり、感謝を表明するべきなのではないかと締めくくっている。これに対して、日本の支援に感謝しつつ「恨みと恩は分けて考えるべき」というコメントが非常に多くみられた。
これまで対中ODAをはじめ、日本による支援は十分に知られていなかったことが多いが、今回の新型コロナウイルスの問題では日本の援助が広く報道されている。これは歓迎すべき変化と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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