日本と中国が協力して新型コロナウイルスの拡散に対処する現在の状況を通して、日中関係が以前よりもはるかに良くなったと感じる中国人は多く、こうした感じ方は中国メディアが掲載する様々な記事にも反映されている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の教育が中国文化を重視しているという点に注目する記事を掲載し、新型コロナウイルスの感染拡大という問題が中国文化を重視する日本の姿勢を明らかにしたと伝えた。


 記事は中国外交部の華春瑩副報道局長がツイッターに日本語で、日本に対する王毅外相の感謝のメッセージを投稿したという事例や、アリババグループ創業者の馬雲氏が日本に大量のマスクを寄贈したことを紹介。こうした事例に対して日本のネットユーザーたちが中国語で謝意を示したことを伝え、日本人にとって中国語で感謝を表現するのはさほど難しいことではないようだと説明した。

 その理由について、日本の高校では「漢文」を学ぶ授業が存在しており、さらに日本の教科書には唐朝時代に使用されていた器、楽器、服飾までも登場すると説明。現代の日本人は漢字を使い続けているだけでなく、「漢文」までも学んでいるのだと指摘し、これは中国人にとって驚きであると同時に嬉しいことであると論じた。

 この記事に対して、中国ネットユーザーからは「日本が中国文化を貴重なものと見ており、しかも中国人よりも詳しく学んでいることに感謝する」という声が寄せられ、多くの賛同を集めていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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