記事は、デジタルカメラ市場においても、スマートフォン市場においてもCMOSセンサーはソニーの独壇場であり、ライバルがいない訳ではないものの、ソニーの地位を脅かす存在にはなり得ていないと紹介した。
また、ファーウェイや小米、OPPOといった中国のスマートフォンメーカーもソニー製のCMOSセンサーを採用しており、ソニー製センサーであることをカメラ性能の高さのアピールに積極的に利用している状況であり、カメラを重要視するユーザーにとっては「ソニー製」というキーワードが大きな魅力になると伝えている。
そして、「今や中国は潤沢な資金を持つようになったのだから、そのぐらい作れるようになるはずではないか、と考える人がいるかもしれない」としたうえで、CMOSセンサーはお金さえあればできるものでは決してなく、優れた技術を持つ人材、時間の蓄積、十分な努力の積み重ねが必要であると指摘。さらには設計、製造技術、品質向上といった部分についても短時間にはなし得ないとし、「持続的な資金投入、辛抱強さ、成功するという自信、そして決心があってこそやっていけるのである」と論じた。
記事は、CMOSセンサーがデジカメやスマホ以外にも自動車や医療、航空宇宙分野でも必要とされている技術であると紹介し「この分野においてわが国は、日本の巨頭との間になおも大きな距離をあけられている。それゆえ、ちょっとやそっとの成果におごることなく、腕まくりをしてさらに頑張らなければいけないのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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