新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国やスペイン、イタリアなどの国では非常事態宣言が出されている。こうしたなか、日本は比較的早い時期に感染者が出たにも関わらず、爆発的な感染拡大が見られていないことは、中国も注目するところとなっているようだ。
中国メディアの今日頭条は20日、「日本はなぜ新型コロナウイルス感染者の爆発的な増加に至らず、持ちこたえているのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本で新型コロナウイルス感染者が爆発的に増えない背後には、「日本人の日常における、ある習慣が関係している」と指摘し、まず欧米諸国との大きな違いとして「日本人は握手や抱擁など情熱的な挨拶をせず、人同士の距離も欧米人ほど近くない」と指摘した。

 また、「日本人は静かな国民性で、大規模かつ社交的な集まりは日常にそう多くはない」とし、欧米人と日本人ではコミュニケーションにおける習慣が大きく違っていることを指摘した。

 ほかにも、「公共の場所は自動ドアが多く、ドアノブを介した感染が少ないこと」、「マスクを使用する習慣があること」、「規則やルールを守り、呼びかけられれば従う人が多いこと」も関係していると主張した。

 記事は、日常的にする「あいさつ」が至近距離で行われるような習慣のある国の人びとにとっては「感染抑制の方法が分かっても、短期間で習慣を変えるのは難しい」のが現状だと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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