文章は、日本の新型ウイルス感染状況は膠着状況にあり、パンデミックを防げるか否かの重要な時期に入っていると説明。
1点めは「客観的、理性的な姿勢を保ち、パニックを克服すること。大変な時こそ、信じることが最も大切だ」とし、不確かな情報に流されることなく、公式の発表や信頼できる情報を集め、冷静かつ理にかなった防疫対策を取ることを求めた。
2点めは「その場に留まり、流動を避けること」とした。文章は、不要不急の移動や集合を減らすことが防疫において最も有効な方法であることが中国国内の実践から明らかになっていると説明し、集まりに参加せず、他人との距離を取るほか、飛行機や列車による長距離移動を控えるよう呼びかけている。
3点めは、在日中国人団体などの組織を利用して、みんなでウイルス感染に立ち向かうこととした。4点めに挙げたのは「体力の強化、積極的な防護」だ。規則正しい生活習慣に加え、体力の増強に取り組むこと、そしてマスクの着用、手洗い、換気の励行といった日常的な防護をしっかりと行うことが感染回避の大原則であるとの姿勢を示した。
そして、最後の5点めとして「祖国の防疫に積極的に協力する」ことを挙げ、中国への帰国を含む海外旅行を可能な限り避けることを求めた。また、特殊な事情により帰国する場合は中国国内で実施されている健康調査や隔離措置などにすすんで協力し、病歴や渡航歴の隠ぺいを絶対にしないように呼びかけた。
文章はあくまで日本で生活する中国人向けに出されたものだが、その心構えは多くの部分が日本人にも当てはまると言える。
【関連記事】
イタリアで新型コロナの致死率が高いのは高齢化のせい? じゃあ日本の例はどう説明するのか=中国メディア
依然CMOSセンサーで世界をリードする日本、中国メディア「お金があればできるという技術ではない」
日本で大人気の「ニセ中国料理」、日本のエビチリには一体何が入っている?=中国メディア
瀋陽の「日本のコロナ感染拡大を願う」横断幕、中国メディアが痛烈に批判
新型コロナの折、家で「花見酒」・・・日本の「桜が浮き出る盃」がすごい=中国メディア