胃がん大国と言われている日本だが、早期に発見できれば5年後生存率は非常に高いとされている。一方、中国では5年後の生存率はそれほど高くないようである。
中国メディアの今日頭条は25日、日本で胃がん健診を受けたという中国人の体験を紹介する記事を掲載した。

 東京で胃がん検査を受けたという記事の中国人筆者は、「受けてみて良かった」と満足している様子だ。当日、予約していたのでゆとりをもって病院に赴き、通訳を通して医者から病歴を質問された後、検査の手順や注意事項を丁寧に説明してもらったと紹介。胃カメラは2種類あって選ぶことができ、鼻から入れる胃カメラを選択すると、鼻からの出血の可能性や麻酔について医師から説明を受けた後、検査に入ったと伝えた。これほど細かな説明は中国の病院では期待できないだろう。

 検査そのものも、とてもスムーズだったと紹介している。それほど気分が悪くなることもなく、検査自体はほんの5、6分で終わり、管を戻して医者から結果を聞いて終わりだったという。「友人から中国の恐ろしい胃がん検査の話を聞いていた」だけに、痛くも怖くもなく、スムーズで待ち時間もなくて「とても素晴らしい体験ができた」と絶賛している。

 この記事に対して、中国の病院は「長い列ができていて、軍隊のよう。ロビーは生鮮市場よりもにぎやかだ」とうんざりするコメントや、がんがこれほど多いのは「汚染された食べ物」のせいではないかと指摘するコメントが寄せられた。日本は、がんの予防・治療ともにかなり進んでいる国と言えるだろう。日本への医療ツーリズムが近年増加してきているが、今後はますます増えていくに違いない。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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