中国の自動車市場において、外資ブランドで最大のシェアを獲得しているのはドイツ車だ。2019年における販売シェアではドイツ車は24.2%に達し、日系車の21.3%を上回った。


 ドイツ車が中国で高級車ブランドとしての地位を確立しているなか、近年はレクサスの人気も高まっており、販売台数も右肩上がりで伸びてきていた。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国における日系車のイメージと言えば「経済的で実用性が高い」というものだと伝える一方、日本の高級車ブランドであるレクサスはもはやドイツの高級車にも負けない人気を中国で確立しつつあると論じた。

 記事は、中国国内ではドイツ車が「高級ブランド」というイメージを確立しているのに対し、日系車は「頑丈で燃費性能が高く、自家用車に最適」というイメージが一般的だとし、ブランド力という観点では日系車はドイツ車に負けていると主張した。

 一方、レクサスについては近年の中国市場で急激に支持を高めていることを指摘し、特にレクサスオーナーたちの高い評価という確固たるクチコミを背景に、ドイツ車のブランド力に迫ろうとしていると指摘。動力性能では一部のドイツ車の方がレクサスを上回る場合があると指摘しつつも、快適性や信頼性、安定性という点でレクサスは飛び抜けていると指摘し、だからこそ新車市場はもちろん、中古車市場においても、レクサスは買い手が絶えないブランドとなっているのだと論じた。

 新型コロナウイルスの影響で、中国の自動車市場は減速傾向にあり、レクサスも一定の影響を受けているというが、記事には中国のネットユーザーから「本当に良い車というのは、レクサスのような車を指す」、「レクサスの性価比はドイツ車を軽く上回る」といった声が寄せられていた。
性価比とは日本語で言えば「コストパフォーマンス」のような意味合いで、これを重視する中国人消費者は非常に多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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