旅行のプランを立てる時、観光地やご当地名物などのほかに、「どこに宿泊するか」という点も非常に重要な要素となってくるだろう。中国メディアの今日頭条は1日、「日本のホテルは最高で、それでいて変わっている」と紹介する記事を掲載した。
ほかの国のホテルとは違うところが5つあるという。

 その1つは、「5つ星ホテルが少ないこと」。米有力誌のホテル格付け2019によると、日本は33軒のホテルが5つ星となっているが、先進国としては少ないと筆者は感じたようだ。中国では政府が認定したホテルに1つから5つの星が付けられており、ホテルの外に大きく星の数が描かれているが、日本にはそのような制度はない。しかし記事は、日本のホテルは主に温泉旅館かビジネスホテル、民泊の3種類で、どこに泊まっても良い宿泊体験ができると紹介した。

 2つ目には「ビジネスホテルのレベルが非常に高い」と紹介。中国のビジネスホテルは値段相応のサービスしか期待できず、衛生面が心配なのに対し、日本では価格が手ごろなうえに「驚くほど衛生的だ」と絶賛。「最高級のホテルと同じくらいきれい」で、アメニティグッズも設備もレベルが高く、中国なら4つ星レベルだとしている。 

 3つ目は、宿泊価格が1部屋ではなく「1人当たりの価格」である場合が多いこと、4つ目は、連泊時の客室清掃に、ベッドリネンなどを交換しない「エコ清掃」を実施するホテルがあること、そして5つ目には「他の国にはないようなものが用意されている」と紹介している。部屋には消臭スプレーや空気清浄機、電子レンジ、浴衣があり、充電器やズボンプレッサーなどの貸し出しがあり、大浴場やコインランドリーもあって、フロントではバスカードやチケットも販売している至れり尽くせりのサービスだと感心した。

 日本のホテルは、利用者の満足度の高いサービスを提供していると言えるだろう。筆者は称賛の意味を込めて「変わっている」と紹介しているようだ。
延期された東京五輪も来年に控えており、日本のホテルはこれからも世界からの客に旅の良い思い出を残してくれそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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