訪日中国人数が伸びていた背後にはリピーター客の増加があったのは間違いないが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「初めて日本を訪れた時」と、リピーターとして「何度か訪れた後」では、どのような感覚の違いがあるのかを分析する記事を掲載し、いずれにしても「日本には何度も訪れたくなる魅力があるのは間違いない」と伝えた。
記事はまず、日本という国は「初めて訪れた時と、リピーターとして再訪した時では、感じ方が大きく異なる国」だと主張。では、どのような違いが見られるのだろうか。
具体的な例として、まず「交通」を紹介。旅行者の多くは電車や地下鉄、バスなどの公共の交通機関を利用する機会が多く、初めて日本を訪れた中国人は「日本の公共交通機関は古ぼけている」と感じると紹介。確かに東京の地下鉄にはかなり古い駅も多くあるのは確かだが、何度か日本を訪れているうちに「地下鉄の座席は柔らかくて座り心地が良い」ことに気付いたり、券売機の処理速度の速さに驚いたりすると紹介した。
さらに、初めて日本を訪れた際は「日本の空気の爽やかさ」に感動すると紹介する一方、何度か日本を訪れつつ、日本各地を訪れてみると「本当に空気が爽やかなのは北海道であり、他のエリアはあまり空気がきれいではない」ことに気付くと紹介。また、日本では「誰もが民度が高い」と思いがちだが、何度か訪日しているうちに「マナー違反の行動を取る日本人は少なくない」ことに気付くと指摘する一方で、「理解が深まれば深まるほど、さらに知りたくなってくる」のが日本という国だと主張し、また日本の魅力は何度も訪れたくなるような環境作りをしているところだと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
ずっと停滞している日本経済に「英独仏はなぜ追いつくことすらできないのか」=中国報道
カレーやラーメンから分かる「学び、改善するという日本人の精髄」=中国報道
日本人は牛肉は好んで食べるのに「なぜ羊肉はほとんど食べないのか」=中国報道
日本で暮らす中国人は「新型コロナで差別を受けることはあったのか」=中国報道
さすがだ! 日本人の親は「子が漫画を読むことに反対しない。コスプレにも寛容」=中国