こういう遊びができるのも、日本語に漢字が残っているからだと言えるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人はどうして今でも漢字を使うのかと題する記事を掲載した。
記事はまず、日本にも漢字廃止論はあったと紹介。江戸末期に前島密が徳川慶喜将軍に提出した「漢字御廃止之議」がその始めと言われると伝えた。その後も明治維新時から戦後間もなくまで何度か漢字廃止の議論が出たものの実現には至らなかったと指摘した。
では、韓国などでは漢字を廃止したのに、なぜ日本で廃止されることはなかったのだろうか。
2つ目の理由は、「日本語の特徴」と関係があると分析。日本語には同音異義語が多いため、漢字をなくすと意味を伝達するのが難しくなると指摘した。3つ目は「政府公式文書は漢字で書かれてきたこと」。
日本には漢字能力検定があったり、偽中国語の遊びがあったりするほか、日常のコミュニケーションにおいても漢字はもはやなくてはならない存在となっている。漢字の存在は中国人が日本に親近感を抱く助けにもなっており、筆談で通じるコミュニケーションの貴重な道具にもなっているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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