中国人の不動産投資に対する熱意は相当なもので、その投資先は国内にとどまらず海外にも広がっている。中国メディアの観察網は9日、中国人は土地を買うのが大好きで日本人を「怖がらせている」と論じる記事を掲載した。


 日本では外国人でも土地や建物を購入して所有権を取得することが可能だ。外国人は不動産を購入できない、あるいは制限がかかる国は多く、むしろ何の制限も課さない日本のような国は少ないようだ。中国の土地は国有で中国人自身でさえ購入することはできず、住宅の価格は非常に高いばかりか土地使用権の期限付き、という中国からすると日本の不動産は魅力的に映るのだろう。

 記事はまず、中国人に人気の不動産は絶えず変化していると紹介。彼らの目標は中国国内から国外へと広がり、数年前はロシア・バイカル湖周辺の不動産が一番人気だったそうだ。そこに多くの中国人が高層ビルを建てて観光業を発展させようとしたとしている。最近人気になっているのは日本で、特に北海道に娯楽施設を建設しようとしているようだと伝えた。

 では、どれだけの土地が中国人のものになっているのだろうか。記事は、北海道だけですでに数万ヘクタールの土地が中国人によって購入されていると紹介。実際には、他の国の投資家も購入しているのだが、中国人が最も多いため目立ちやすく、土地の周りを囲んで看板を立て、立ち入り禁止にしているので日本人を不安がらせていることを伝えている。

 中国人の購買意欲とやり方は、日本人には理解しにくいため不安になるのは当然だろう。何もない北海道の大地に娯楽施設を建設しようなど、日本人からすれば突拍子もない話に感じるものだ。
それに、私有地にバリケードを施す意味も理解しにくいが、所有権を主張するのは中国人にとっては当然のことなのかもしれない。

 この先も中国人投資家による「日本の土地爆買い」が続くのかは分からないが、いずれにしても「中国人は土地を買うのが好き」というのは間違いなさそうだ。日本としても外国人の土地購入について法的整備を進める必要もあるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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