記事はまず、富岳の強さを紹介。「京」以降は米中の2強体制が続いていたため、日本が再び米中を追い越したというのは大きな意味を持っている。「富岳の計算速度は1秒間に41.5京回であり、2位の米サミットが14.8京回であることを考えると、大差をつけて1位になったことが分かる」と、いかに断トツの強さだったかを強調している。
では、半導体でだんだん「わきに追いやられてきた」日本は、富岳の快挙を期にかつての半導体大国の座を取り戻せるのだろうか。記事は、日本は半導体の生産能力では「完全に台湾と韓国を超えている」ものの、台湾や韓国の半導体産業の発展のあおりを受け「主要な半導体製造から、だんだん競争が激しくないが利益も少ない半導体材料分野に追いやられてきた」と主張。将来性のある「5G」技術でも、ファーウェイなどの中国メーカーを排除しようとした日本は出遅れたとした。
そのうえで記事は、日本は「スパコンでは1位に返り咲いたが、製造業そのものが返り咲いたわけではない」と主張。さらに、米国と中国を「追い抜いた」とはいえ、それは両国ともモデルチェンジの最中だったためで「長い目で見れば米中と競争できる技術はない」とばっさり切り捨てている。
しかし、富岳の強みはその汎用性にあるとされている。新型コロナウイルスの治療薬探しには前倒しで投入されており、災害への応用にも期待が高まっている。
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