記事はまず、日本には最先端の医療機器が揃っていると紹介。CT普及率は、日本が100万人あたり101.3台なのに対し、米国は43.5台、中国はわずか15.7台とはっきりとした格差があるという。MRIも日本は100万人あたり46.9台、米国は35.5台、中国は4.9台と、日米でも一定の差があるが、中国とは文字どおり桁違いの差があることが分かる。
これに加えて、日本では最先端機器を使いこなせる専門家が十分いて、医者が患者1人ひとりにかけられる時間にもゆとりがあるとしている。日本も米国も、医者が患者1人にかける時間の平均は15-20分なのに対し、中国では「たったの3-5分」しかないだそうだ。
また、日本の病院で特に進んでいるというのが「がん検診」であり、日本ではPET―CTによるがんの早期発見が可能になっており、がん検査の項目が中国国内よりも「3倍多い」と伝えている。
ほかにも中国では決して期待することのできない懇切丁寧な態度も、中国人の心をつかんでいるようだ。気分が悪くなる胃カメラには工夫が施され、冷たいはずの検査用ゼリーや濡れタオルも日本では温かくしておいてくれる心にくい気配りがあると紹介。検査が終わってからも検査結果を伝えるだけでなく、生活改善のアドバイスや経過観察までしてくれる、と安心感を伝えている。
日本の医療は、中国に比べればずっと医療が整っており、それ以上に患者目線の「サービス」を提供する魅力があるようだ。今は中国からの医療ツーリズムは事実上停止している状態だが、そのぶん日中の行き来が始まればこれまで以上に需要が見込まれるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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