日本は国連の常任理事国入りや安全保障理事会の改革を目指してはいるものの、今のところ実現していない。中国メディアの快資訊はこのほど、たとえ強国であっても「日本とドイツとインドは常任理事国になれない」と主張し、その理由について分析する記事を掲載した。


 記事によると日本とドイツが常任理事国入りできない主な理由は「かつてファシズム国家だったから」だと主張。国連の設立目的は「世界平和の維持」なので、かつてのファシズム国家を常任理事国に加えるわけにはいかないとしている。

 第2次世界大戦の終戦からすでに70年以上が経過したが、いまだに常任理事国に入れないのはなぜなのだろうか。記事は、日本の場合、かつての侵略行為のためにアジアからの反発が激しいためだと主張。特に、中国と韓国から強い反対に遭うからだとしている。常任理事国である中国が拒否権を行使すれば日本は入ることができないと言いたいのだろう。

 ドイツについても同様で、欧州諸国はドイツに対して敏感になっており、英米等が強く反対すると指摘。また、ドイツの「戦後の謝罪の態度はまずまず良かった」ものの、欧州にはすでに英仏の2カ国が常任理事国入りしており、これ以上欧州の勢力を大きくさせないため米国が常任理事国入りを許さないだろうとしている。

 では、インドはどうなのだろうか。インドは「アジアで中国に次ぐ強国」ではあるが、中国とパキスタンが強く反対するので常任理事国入りは実現しないとしている。記事は、常任理事国入りを果たしたければ「まずは自らの行いを見直すべき」と主張。他国を感動させる行動ができるような国こそ、常任理事国としてふさわしいとしているが、中国がそのような国に該当するのかは疑問ではないだろうか。
いずれにしても中国に拒否権がある以上、日本の常任理事国入りは難しいと言わざるを得ないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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