中国メディアの捜狐はこのほど、新幹線の車内清掃はわずか「7分間」で行われているが、その7分間は「奇跡」と呼ばれていることを紹介し、乗客に快適さを提供するうえで絶対に欠かせない「清掃」という作業について紹介する記事を掲載した。
JR東日本テクノハート「TESSEI」のスタッフたちが7分間という極めて短い時間で新幹線車内を完璧に清掃しているという事実は「奇跡」と呼ばれており、同社の事例はハーバードビジネススクールの教材になったほどだ。
記事は、「折り返し発車する新幹線が駅に停車している時間は12分ほどだ」と紹介し、その12分のなかで清掃に充てられる時間はわずか7分しかないものの、TESSEIのスタッフたちは「乗客の忘れ物の有無」という確認からスタートし、座席や窓の清掃、さらにはトイレ掃除まで完了させていると紹介。そして、さらに驚くべき点は「清掃が終わったスタッフたちが一列に並んで、車両に乗り込んだ乗客たちに頭を下げる」ことだと紹介し、こうした「顧客を尊重」する態度は中国では見られないものであることを強調した。
続けて、TESSEIのスタッフたちがこれほどレベルの高いサービスを提供できる原動力はスタッフたちが抱く「自分の仕事に対する誇り」であると指摘した。さらには清潔で快適な車内環境で移動を楽しみたいという乗客の期待も強力な原動力の1つであると説明すると同時に、清掃という作業が新幹線の快適な移動という価値を支える基礎の1つになっていることを強調し、中国では軽視されがちな「清掃」という仕事がこれだけ大きな付加価値を生み出すという事実は、多くの中国人にとって「目から鱗」であることを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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