記事は、2カ月あまりに及ぶ戦いを経て中国は新型コロナの感染拡大を効果的に食い止め、「世界で最も感染抑止に成功した国となった」とするとともに、現在ではほぼ従来の日常生活が戻ったと紹介。
そして、特に日本からの支援については「意外だった」とし、日本でも感染が発生していたにもかかわらず中国にゴーグル、マスク、防護服といった大量の医療用品を提供したほか、日本国内の多くの店舗で「中国がんばれ」といった文言が掲げられるなどして「われわれは確かに大いに感動させられた」としている。
その上で、当時日本が積極的に中国を支援する動きを見せた背景について分析。まず、歴史的な理由により中国国内で必ずしも芳しくない日本についてのイメージを、積極的な支援によって挽回しようという思惑があったとした。また、国民レベルのイメージ改善、関係改善によって日中両国間の貿易協力をさらに推進する狙いもあったと伝えた。
さらに、東京五輪に際して外国人観光客を多く呼び込もうとしていた日本政府が、中国の感染拡大を食い止めなければ重要な資金源となる中国人観光客が日本にやって来なくなるとの危機感を抱いたこともその理由の一つであると説明。「中国への支援によって好感度を高めることが日本の今後の発展にプラスとなると判断したことについて、日本は確かに聡明だったと言わざるを得ない」と評した。
日本から中国に多くの物資が提供されたのは半年ほど前のことだが、この半年間に新型コロナの感染拡大やこれに伴う日本国内の混乱、さらには豪雨災害などさまざまなことが起こったためか、ずいぶんと昔のような印象さえ覚えてしまう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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