記事はまず、中国ばかりが「パクリ大国」呼ばわりされることに不満を示し、「パクリはドイツで始まり、米国で盛んになり、日本で大々的に広まった」と主張。科学技術強国にも模倣の歴史があるとして、なぜ日本でパクリが大々的に広まったといえるかを紹介している。
記事は、日本は明治維新の時にはすでに欧米の技術を導入し、徐々に自分の工業システムを作り始めていたと紹介。戦後は衣食にも事欠くほど荒廃したため、復興するために欧米の技術を積極的に導入したが、これは中国でいう「模倣」あるいは「パクリ」だと説明した。1970年代の日本はありとあらゆる分野で西洋の「パクリ」が見られたと伝えている。
記事によるとこれはドイツも同じことで、19世紀後半には英国のナイフ、イタリアの革靴、フランスの服など、西洋諸国から「何でも模倣した」と指摘。米国もパクリの道を歩み、英国の技術を手にしたがったので、英国は法律によって職人の移動を制限せざるを得なかったほどだと紹介した。それで、中国だけがパクリをしてきたわけではないと主張。それに、中国は他人の成功に近づくことで自身の科学技術レベルを上げようとしているだけだと論じた。
記事は結論として、模倣は技術を学びイノベーションするまでの一時的なものであり、技術革新には避けて通れない道だと主張。
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