記事がまず指摘したのは「教師の男女比」だ。中国では小中高を問わず女性教師の割合が非常に大きく、男性教師はあまり見かけない。しかし、日本では小学校だと女性教師が多いものの、中学、高校と上がるにつれて男性教師の割合が多くなり、高校では約7割が男性教師だと伝えた。
この理由として記事は「収入」が大きく関係していると分析。中国の教師は決して収入の良い職業ではなく、男性が一家を養うとするとギリギリのレベルだという。そのため男性教師は少ないが、女性にとっては安定した職業で社会的地位も高く、結婚にも有利なので、女性教師が多くなるそうだ。
日本では小学校の教師の平均年収は約550万円ほどになると言われている。日本では公立学校の教師は公務員なので勤続年数によって収入は変わるが、勤務年数が長くなればなるほど年収は高くなる。記事は、収入のみならず社会的な地位においても、日本の教師は中国より敬意を払われると伝えた。
中国では最近、教育に対する関心が高まっており、より良い教育を求める親が増え、日本や西洋の教育方法についても数多く紹介されているが、その割に教師の待遇はあまり改善されていないようだ。質の高い教育を目指すなら、教師への待遇も見直す必要がありそうだ。
【関連記事】
台湾人が中国を罵ることはあっても、日本のことは「罵らない理由」=中国報道
抗日ドラマの日本人はなぜ間抜け? 息子に聞かれて「回答と現実に矛盾が!」
日本の集合住宅の「ベランダが変」な理由? それを今から教えてやろう=中国
日本が欧州にあったと考えてみろ! 「どれだけ凄い」かわかるだろう=中国
まさか日本まで! 中国人は「日本に留学できなくなるかも」