記事は、かつての日本はなかなか超えられない大きな山のような存在だったとしながらも、「今の中国は多くの点で日本を超えるようになった」と主張。たとえば、経済面では2010年に国内総生産(GDP)で日本を超えたと指摘している。さらに2020年は新型コロナウイルスにより、日本を含む世界中の国で経済が悪化したが、中国はGDPがプラス成長になる見込みだと経済の力強さを強調した。
また、軍事面でも日本を大きく上回っていると主張。戦闘機の数は米軍に次ぐ多さであり、殲20という第5世代戦闘機も保有しているが、日本は戦闘機の数でも性能でも中国に及ばないという。海軍力でも、保有する艦艇の総トン数は米国に次ぐ規模であるのに対し、日本は原子力潜水艦もなく、主要な装備は米国からの輸入に過ぎないと指摘した。さらに、科学技術の分野でも中国は量子衛星や宇宙ステーションなどを持っており、日本を大きく超えたと主張した。
記事は、「もはや日本は中国に遠く及ばない」と主張する一方、「日本はなぜ中国のことを恐れないのか」と問いかけ、その理由を分析。記事によるとその主な理由は、「日本は中国が平和を愛する国だと知っているから」だという。そのため、中国が安易に戦争を仕掛けることはないので、日本は中国を恐れないのだと説明。これに加えて「米国を頼りにしている」ので、中国を恐れてはいないのだと論じた。
しかし、最近の中国の言動を見る限り、記事が主張する「中国は平和を愛する国」という言葉には疑問を抱かざるを得ない。むしろ、日本のみならず、多くの国が中国に対する警戒を強めているのが現状なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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