
記事は日本の病院について、大小問わず設備が充実しており、衛生状態も非常に良好だとした。また、医師の質も高く、病院のサービス態度もとても良いと評している。
その上で、「去年の冬、長時間咳が出たので中国国内で検査を受けたが異常なしとされた。しかし、日本で精密検査を受けたところ、特殊な気管支炎との診断されて薬が処方された。点滴はなく、1日1回の貼り薬だけだったので、医師に『できるだけ早く治したいのだが』と相談した。すると医師は、可能ではあるが薬が多すぎれば体に負担がかかるので、少ない用量で少しずつ治したほうがいいと言う。その結果半月ほどで症状は全快した」とのエピソードを紹介。日本の医師は、治療方法を決定する際に患者の負担が最も少ない方法を選択するのだと解説した。
また、疾病の治療方法という点では日本が必ずしも中国より先を行っているわけではなく、例えば腫瘍の治療についても基本的に中国と同じであると指摘。末期がんの治療ではさすがの日本でも他国に比べて大きな強みを持っていないとする一方で、手術によって治療可能な患者に対する治療では確かに優れていると伝えた。そして、主な理由として日本の医師が様々な角度から勘案して患者にとって最も有利な治療プランを決定し、手術も非常に細やかである上、投与される薬剤の用量も的確で、術後のケアもしっかりしていることを挙げている。