卓球のWTT USスマッシュ2025女子シングルス3回戦で、世界ランキング1位を3年以上キープしている中国の「絶対女王」孫穎莎(スン・インシャー)が破れる波乱があった。
11日(日本時間)の3回戦で同17位の中国・陳熠(チェン・イー)と対戦した孫は、ゲームカウント1-3(9-11/11-7/5-11/9-11)で敗れた。
今大会の孫は1回戦でリウ・ヤンズー(豪州。同33位)、2回戦でハナ・ゴーダ(エジプト。同26位)を下したものの、いずれも3-2のフルゲームまでもつれており、以前のような絶対的な力が鳴りをひそめていた。

勝利した陳も試合後のインタビューで、「勝てると思っていなかった。特別な準備はしていなかった。彼女は世界1位なので、正直に言って、なんとか食らいついていこうと思ってプレーした(だけ)」と戸惑いを隠さなかった。
なお、陳は準々決勝で早田ひなと張本美和の勝者と対戦する。(翻訳・編集/北田)