平均寿命が80歳を超えている高齢化社会でもある日本では、60歳を過ぎてもまだまだ現役で働いている人が多い。
記事はまずその理由のいくつかを挙げ、高齢化による人手不足や、年金受給額の低下も挙げているが、理由はそれだけではないと述べている。
高齢者が働き続ける経済事情以外の理由の一つとして、「社会貢献したい高齢者が多い」という点を挙げている。現在定年を過ぎた年齢の世代は、まさに高度経済成長を支えてきた年代でもある。こうした年代の人々は、社会に自分を役立たせたいという気持ちが強い。現在、高齢化のために人手不足に陥っている業界も多く、「自分に何かできないか」と考えて仕事を続ける人々が多い、と述べている。
さらに、定年して家にいて、何もやることがないなら外で働いたほうがいいと感じる人が多いことも、理由の一つと述べている。多くの高齢男性は、家事などは一切妻に任せており、定年して家にいても特にすることもなく、暇を持て余してしまう。それなら、外で働いたほうがいいと考える男性が多いようだ。
高度経済成長を支えた働き者の世代は、定年を過ぎてもその精神は失われていない、ということなのだろう。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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