記事はまず、日本はアジアの経済大国であり、人びとの考え方も「進んでいる」と紹介。結婚しない人や子どもをもうけない夫婦が多く、出生率が下がってはいるが、「それだけ社会の福祉制度と高齢者介護制度が充実していることの表れだ」と分析した。
そのうえで、日本の老人ホームの様子について、「行き届いたサービスを提供している」と称賛。介護士に対する要求が高く、栄養のバランスのとれた食事が提供され、安心して食事を楽しむことができ、「若い時に自宅で過ごすより良い生活ができるほど」だと紹介した。また、物質面のみならず、精神面でのケアも行き届いており、週末や祝祭日には学生らが訪問してくれ、孤独を感じないような配慮もあると伝えている。
この点、中国の老人ホームは生活環境、介護士の素質、食事など「多くの点で不足がある」そうだ。それで、「これが中国の高齢者が老人ホームを嫌がる要因だ」と分析。一部には高いレベルのサービスを提供する高級老人ホームもあるが、庶民が負担できるような費用ではないので、結局老後の面倒を子どもに頼らざるを得ないのだと説明した。
中国も急速に高齢化が進んでいるため、高齢者介護の問題は重要課題だ。この点で日本の例は大いに参考となることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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