中国人にとって日本は歴史問題などで複雑な感情を抱く相手であると同時に、尊敬する隣国でもあるようだ。中国メディアの快資訊は25日、尊敬に値する「日本のすごいところ」を4つ紹介する記事を掲載した。


 中国人は、日本のどのような点に感心するのだろう。記事は1つ目に「細部を重視する国民性」を挙げた。驚くほど細かい部分にまで気が回り、トイレに「擬音装置」を付けるほどだと伝えている。かつてニーハオトイレと呼ばれるドアのないトイレが普通だった中国で擬音装置の必要性が理解されるとはなかなか思えないが、日本の細部にわたる配慮は尊敬されているようだ。

 2つ目は「意欲的に学ぶ姿勢」だという。かつて日本は唐や隋に学んだが、何でも盲目的に取り入れるのではなく「良いものは学び、そうでないものは学ばない」という取捨選択が日本の上手なところだと紹介した。実際、日本は古代中国からあらゆるものを学んで取り入れたが、宦官や科挙制度、纏足などは導入していない。

 3つ目は「科学技術を重視していること」。ノーベル賞の受賞数がそれを示しているが、根本的に研究者が純粋な興味や好奇心から研究していて、名誉のためではないところが中国との違いだと評価した。最後の4つ目には「匠の精神」を紹介。何事も徹底して突き詰めるのが日本の職人で、中国でも一躍有名になった「お寿司の神様」を例に称賛している。

 反日と言いながらも、最近では日本の良いところも理解し、学ぼうという人は増えているようだ。
「良いことは学び、そうではないことは学ばない」とは、中国人の好む言い回しだが、この日本の良さを中国人も認め、見習っているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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