何よりもメンツを重視する中国人にとって「国際的地位」は重要なものらしい。他国からの評価を気にする中国人も少なくないが、そのためか日本や韓国の国際的地位についても気になるようだ。
中国メディアの快資訊は5日、日本と韓国は本当の意味で国際的地位が高いわけではないと主張する記事を掲載した。

 記事はまず韓国について、経済力があり、造船や半導体、電子機器の分野で世界トップレベルであると認めた。日本についても、国内総生産(GDP)で世界第3位の経済強国であり、アジアでは数少ない先進国の1つだと指摘している。

 しかし、それでも日韓の国際的地位は高いとは言えないと主張。北朝鮮の核問題や弾道ミサイル問題、歴史問題、北方領土や尖閣諸島(中国名:釣魚島)、竹島(韓国名:独島)などの領土問題、在日米軍問題や在韓米軍問題、THAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル)の配備問題など、日韓が関係する国際的に関心の高いニュースが頻繁に出てくるだけであって、国際的地位が高いわけではないと論じた。

 続けて記事は、東アジアを本当の意味でコントロールしているのは米国と中国であり、ロシアでさえ脇役に過ぎないと主張。日韓は米国の手先だが、経済的には中国に依存しているので中国との関係も悪化させることができない国と分析した。

 それで、日韓は国際的な「存在感」があるだけで「国際的地位が高いわけではない」と主張。政治的にも軍事的にも米国の制御下にあるため「真の主権」という点で日韓は不完全であり、しかも経済的には中国に依存している国に過ぎず、大国同士の抗争の最前線に立たされている日韓は、国際的地位の低下を受け入れざるを得ない現状だと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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