近年、日本の科学技術力の低下を危惧(きぐ)する声が高まっているとはいえ、今でも世界トップレベルを誇る技術は少なくない。中国メディアの快資訊はこのほど、日本が持つ「世界トップクラスの技術」について紹介する記事を掲載し、これらの技術で「日本にはほとんど敵がいない状態」だと論じた。


 記事がまず1つ目に挙げたのは積層セラミックコンデンサをはじめとする「コンデンサ」だ。コンデンサは、パソコンのマザーボードなどに必須の部品で、電気を一時的に蓄電し、安定して電力を供給する重要なパーツだ。記事は、日本製のコンデンサはその質や生産量などで世界最高レベルであり、マザーボードや通信基地の装置に採用されていると称賛した。

 2つ目は「精密鋳造」の分野。日本製の質が高いのは、その精密さとも密接な関係があると分析。日本は精密鋳造の技術が優れているので、日本製の部品を研究して形状やパラメーターを把握したとしても、同じものが作れないのだという。「これが日本の強さだ」としている。

 3つ目は「ごみの処理やリサイクル」で、その能力と技術が「世界で最も進んでいる」と紹介。日本ではごみの分別が「血液の中に植え込まれている」と言えるほど確立した習慣、常識となっており、非常に秩序だった仕方でごみを処理していると伝えた。

 しかし記事は、日本は「ハード面」に強いものの「ソフト面」では劣るという弱点もあると指摘。例えば、ロボット技術は高いもののプログラムは弱いので米国などに頼りがちだが、「これは科学技術の世界的な役割分担の一種とも言える」と擁護した。確かに、日本の科学技術も完璧なレベルというわけではないが、それでも世界のトップを今でも走っていると言えそうだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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