記事は、日本の対中観が変わった契機は「アヘン戦争だった」と振り返っている。それまで尊敬していた中国が、無残にも英国に敗れ、香港を取られるのを見た日本は「驚き、同時に失望したのだ」と紹介。中国の惨状は、貿易船・千歳丸(せんざいまる)で上海に行った日本人がじかに見聞きし、母国に伝えたため「尊敬の気持ちは軽視に変わった」と伝えた。
それに加えて「日本が豊かになった」ことも、中国軽視に傾いた一因だと分析。明治維新後の富国強兵や殖産興業で日本は豊かになり、西洋諸国と肩を並べるようになったからだとしている。
その後、日清戦争で日本が勝利したことで、中国に対する見方が「徹底的に変わり」、中国を完全に「軽視」するようになったと主張した。さらに日本は中国を舞台に日露戦争でロシアに勝利するとさらに自信をつけ、中国軽視が加速したと伝えた。最終的には、日本は第2次世界大戦で敗戦国になったが、記事は「敗戦国になっても、日本の中国軽視は変わらなかった」と締めくくり、今もなお日本は中国を軽視しているとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
小日本という言葉を発して、日本人から返ってきた「言葉」に驚愕した中国人
日系車の強みは「品質」、では韓国車の「日系車にない強み」とは=中国
これが日本の子どもなのか! 11歳の男の子の「朝のルーティーン」に衝撃=中国
日本の駅弁は「見た目だけでもう抗えない」、中国の駅弁はなぜ「売れない」のか
そういうことか! 日本人が震度3の地震では「全く慌てない」理由=中国