記事は、明治時代に清の北洋艦隊、ロシアのバルチック艦隊を撃破し、近代史上初めて西洋の白色人種を打ち負かした黄色人種として「東洋のネルソン」と呼ばれ、日本では「軍神」として崇められてきた東郷平八郎が、王陽明を尊敬していたと紹介。
そして、王陽明によるいわゆる「陽明学」が日本に伝わった時期について、王陽明本人が亡くなってからおよそ80年後の1600年ごろで、書籍として出版されたのは1650年ごろだったと説明。江戸時代初期からさまざまな儒学者によって崇拝され、特に幕末には反体制派の間で盛んに学ばれたことを紹介している。
その上で、近代の日本が欧米列強に追いついた功績はすべて明治維新の成功にあり、明治維新の成功は「政治家の手腕が特に優れていたわけでも、幕府を滅ぼされた徳川家が無能だったわけでもなく、日本人が王陽明の教えを十分に発揮したからなのである」と分析。幕末の志士たちが陽明学で強調される人の精神力、意志、実践を重んじ、実際の行動によって社会を変革させ、500年余り続いた封建的な幕府政治を終わらせ、近代資本主義へとつながる明治維新を実現させたのだと論じた。
記事は、日本が王陽明の影響により明治維新を成功させ、今もその名が広く知られているのに対し、現代の中国では王陽明について知っている人が実に少ないと指摘し、「これは非常に残念なことである」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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