記事はまず、韓国人にとって縁起が良い数字は「3」だと紹介。これは、朝鮮半島の神話である「檀君神話」のなかで、天帝桓因の子桓雄が天符印3個を父から授けられ、3000人を率いて人間界に降りた後、風伯、雨師、雲師の3つの神が人間界のことをつかさどるという内容で、「3」が何度も出てくるため縁起が良い数字になったと説明した。
一方、中国人が好むのは「8」で、これは発展する、拡大する、金持ちになるなどの意味につながる漢字である「発」と発音が似ているからだと紹介。日本も「8」は縁起が良いとされるが、これは「末広がり」を想起させるからだと解説した。また、日本は西洋の影響で「7」も好むと指摘している。
縁起が悪い数字については、日中韓とも共通するのが「4」だと指摘。これは「死」と発音が似ているためだが、この理由は3カ国とも同じだと伝えた。ただ、日本はこれに加えて「9」も「苦」と同じ発音のため縁起が悪いとされていると紹介。中国では「9」が永久や永遠を想起させる「久」と同じ発音であるため、縁起が良いとされるのとは大きく異なっていると言えるだろう。
ほかにも、西洋では「666」が忌み数となっているが、中国では「六六大順」(すべて順調)という成語があるため、6が並ぶと縁起が良いとされている。同じ数字でも場所が違えば縁起が良くなったり悪くなったりするというのは興味深い点だが、国を問わず人はそれだけ縁起を担ぐことを好む傾向があるということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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