記事は、日本は敗戦後、戦闘機を含めた航空機の研究開発が禁じられたと指摘する一方、それでも練習機などの名目で戦闘機の研究を続けていたと紹介。F2戦闘機の開発を決めた時は「大きな決意」を持って臨んだものの、結局は米国の圧力で日米共同開発という形になったと伝えた。
その後、戦闘機は「第5世代」の時代を迎えるなかで、日本は米国からF22を購入したかったものの、実現しなかったと指摘。こうした状況のなかで第5世代戦闘機開発のためにX2の研究開発が始まったが、日本はF22購入をあきらめきれず、しかもバブル景気で資金に余裕があったF2の開発時とは異なり、資金的にも厳しいなかでのX2の開発となったため、「多くのためらいがあり、断固たる決意がなかった」と分析している。
こうした環境ゆえに、投入する資金には限りがあり、開発を請け負った企業も先進技術を提供することはなかったと主張。その後、F35の購入が正式に決定したことで、X2を研究開発し続ける理由がなくなり、このまま続けるとどれだけの資金が必要になるかもわからないため、開発を停止したのではないかと考察した。
ジェット戦闘機の要となるエンジンについては、日本はXF9-1の開発を続けており、米国のF119エンジンに匹敵するとの評価もあると記事は紹介。日本はこの分野での経験が戦後は少ないとはいえ、日本の工業レベルや材料分野での強さを考えると、決して甘く見ることはできないと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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