日本の国内総生産(GDP)は、1968年から42年にわたり世界第2位を保ってきた。2010年に中国に抜かれて3位になったが、その後も3位をキープしている。
なぜ日本の経済力はこんなにも強いのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、何が日本の経済力を支えているのかについて考察する記事を掲載した。

 記事はまず、中国では日本のことを「小日本」と呼ぶことが習慣化しているため、どうしても日本は「小さい」というイメージがあると紹介。しかし、実際には人口は世界第11位であり、面積も世界のなかでは「中の上」という位置で、決して「小国ではない」と指摘した。

 しかし、日本は「資源が乏しい国」であるのは間違いないとし、それでも経済大国になれたのは、「節約を重視し、工業製品のエネルギー損失を最大限減らしてきたからだ」と分析した。例えば、粗鋼の生産で使用する石炭は、中国は粗鋼1トン当たり1.5トンの石炭を使用するのに対し、米国は1トン、日本はわずか0.6トンに過ぎないという。

 このほか、日本は「科学研究を非常に重視している」ことも大きな要因だと指摘。GDPに対する科学技術研究費の占める割合が比較的高く、研究者の数も多いという。また、日本が「教育を重視している」ことも関係があり、中等教育の入学率が極めて高いと紹介。このため、日本は国民全体の民度が高く、この高い民度が経済発展のための貴重な資産になったとしている。さらに、仕事熱心な国民性も経済成長に寄与したと論じた。

 それで記事は、日本のことを「小日本」と呼ぶのは、日本に対する認識不足の表れだと指摘。
日本を甘く見ると有事の際には非常に危険なことになると結んだ。中国は日本よりも大きな経済体になったとはいえ、日本に対する警戒感が相変わらず強いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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