中国では日本の軍事的動向に対する関心は高く、陸上自衛隊における「動き」についても気になるようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、陸上自衛隊が導入した新たな「小銃」について紹介する記事を掲載した。


 記事が紹介したのは「20式小銃」だ。これまで使用していた「89式小銃」に代わって約30年ぶりに新調したと紹介。まずは水陸機動団に約3000丁が配備され、その主な用途は「離島防衛」だと伝えた。20式小銃は排水性が高く、水に浸かってもすぐに使用できるようなっているという。

 また、20式小銃は伸縮可能で、最も短くすると約78センチで89式と比べ約10センチも短くなっていると指摘。口径は89式小銃と同じ5.56ミリだが、3点射機能は廃止されたと伝えた。

 このほか、20式小銃にはピカティニー・レールがあり、照準器などを装着できると紹介。その外観から89式小銃同様、西側諸国の小銃をかなり参考にしており、FN社が特殊部隊向けに製造したSCARに酷似していて、西側諸国の部品を直接採用しているものもあるようだと伝えた。最終的に15万丁を調達する予定だが、いつ完了するかは分からないとしている。

 記事では、20式小銃の採用が「離島防衛」と関係しており、水陸機動団から配備されるという点に注目している。やはり中国としてはこの点が大変気になるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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