日本のアニメや漫画などのサブカルチャーは世界に輸出されており、中国でも人気が高い。日本のサブカルチャーの影響により、最近の中国で人気なのは「女子高生の制服」風のファッションだ。
中国メディアの快資訊は21日、日本の制服が中国で人気を集める理由を紹介する記事を掲載した。

 セーラー服をはじめとする「女子高生の制服」風のファッションは、数年前から中国の女性らに人気が出ていたが、2020年は大きなブームになったようだ。アパレル業界では、コロナ倒産する店が相次ぐなかで、中国のECサイトでは春節休みの期間に女子高生の制服風ファッションが飛ぶように売れたと言われている。なかには販売開始後まもなく完売した店もあったようだ。

 中国ではなぜ日本の女子高生の制服風ファッションが人気を集めているのだろうか。記事は、端的に「アニメや漫画好きの中国人にとっての憧れ」だからと紹介。これまでアニメやドラマなどで見てきたセーラー服やミニスカートは、青春の象徴であり、多くの中国人の憧れの的だったと熱く語っている。

 実際、中国の街では「おしゃれ」の一環として女子高生の制服を着ている女性をよく見かける。記事は指摘していないが、セーラー服などの制服がこれほど中国で流行し、1つのファッションとして確立されたこと背景には、中国の学校制服が「ジャージ」であることの反動がありそうだ。中国の中学や高校では男女差がなく、それでいて体型が出にくく、学業に集中できる制服ということでジャージが採用されていることが一般的で、このジャージに不満を抱いている生徒は少なくないという。

 中国で「女子高生の制服」風のファッションが流行しているのは、写真映えを狙うなどの理由もあるようだが、いずれにしても日本の女子高生の制服が中国で憧れの対象になっているのは確かなようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
スペイン在住の中国人「日本人が中国人より歓迎される理由が分かった!」
初めて訪日した中国人が「日本は恐ろしい」と感じる理由=中国
なぜだ! 日本はなぜ強大な軍事力を持つ中国を「恐れない」のか=中国
中国国内では大切にされなかったのに、「日本では神様のような扱いを受けた中国人」
これが日本人による「修理」なのか! 中国人たちが驚きの声をあげた理由
編集部おすすめ