家庭向け商品として確固たるブランド認知を持つ「ブレンディ」ボトルコーヒーの製造・販売を承継することで、サントリーとしてはイエナカ(家庭内需要)向けの提案強化につなげていく。
「当社のコーヒーで900㎖帯のペットボトル(PET)はラインアップになく、『ボス』ブランドで展開している濃縮タイプの『カフェベース』と2LPETの『ホームカフェ』とはお客様が異なるため棲み分けが可能だと考えている」(サントリー)。
「ボス」のイエナカ商品が強い売場に「ブレンディ」ボトルコーヒーを提案し、「ブレンディ」ボトルコーヒーが強い売場に「ボス」のイエナカ商品を提案するといった相互の導入効果も見込む。
一方、AGFは「ブレンディ」ブランドの認知拡大に期待を寄せつつ、スティック飲料・レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーにより集中していく。
「『ブレンディ』ボトルコーヒーのロイヤルユーザーを引き続き大事にしてくださることを重要視している。その上で新規顧客を獲得していただき、その結果として『ブレンディ』ブランドの認知が広がっていくことを期待している」(AGF)と述べる。