この賞は20年1月以降に出版された日本語の著作を対象に「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門で各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる審議を経て、受賞者と作品が決定された。選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれる。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績も対象としている。
政治・経済部門の中井遼氏(北九州市立大学教授)ら部門ごとに2人ずつ計8人が受賞した。