
7月5日から一部の料飲店にて先行発売。本格展開は、業務用500㎖中瓶(税抜希望小売価格862円)を10月4日から、家庭用344㎖(698円)小瓶を11月15日から全国発売する。販売目標は初年度23億円/13万ケース(大瓶20本換算)、23年120億円/70万ケース、24年170億円/100万ケース。
業務用㊨のほか家庭用㊥も11月から発売(ビアボール)ビール市場は2004年をピークに17年連続で減少傾向にある。市場復活のためには、「未来の酒類市場を牽引する、未来の飲み人」が必要。同社では多岐にわたる経歴をもった人材を集めたイノベーション部を創設し、伝統と革新を組み合わせて新しいビールづくりを目指す。「『お客様がワクワクする楽しさの提案』をテーマに、新たな価値創造に挑む」(田中嗣浩・執行役員マーケティング本部長)。
メーンターゲットは、1980年代半ば以降に生まれたMZ世代。モノを買うよりコト消費を楽しむ世代の酒類の飲み方や、SNS映え、エンタメ性を重視して、自分好みにつくる自由なビールを開発した。
自然醸造で同社史上初の高アルコール度数を実現するため、選りすぐりの酵母を選抜、酵母の栄養供給、温度管理を徹底したサントリー式「酵母イキイキ製法」を導入。

新しい価値観のビールを伝えるため、6月21日から東京と大阪でポップアップストアを展開。大阪は心斎橋BIGSTEPで7月18日まで実施している。
定番であるALC4%「ビアボール」のほか、2%「ほんのりビアボール」、8%「ガツンとビアボール」、「ビアボール」と炭酸水、氷をセットにした「DIYビアボール」を販売する。期間中に1千杯の提供を目指す。