
これまでの商品開発については、「おいしさを真面目に追求してきた一方で、どこか独りよがりになり、お客様との距離が生まれてしまった」と振り返る。現状の同社のイメージについては、「(商品に)外れがない、みんなが知っている優等生のようだが、面白さに欠ける面がある」と分析。今年5月に社長に就任して以降は、厳しい状況の中で変革に向き合ってきたとし、新CMを通じて消費者に寄り添う企業としてのさらなる成長を目指す。
「お店で焼いた」シリーズ(一例)TVCMは、宇宙人役の櫻井さんと相葉さんが、天海さん演じるオーナーのもとセブン-イレブンのアルバイトとして地球に溶け込み、さまざまな商品と出会う物語。アルバイトを通して成長していく2人も見どころだ。櫻井さんと相葉さんの起用について阿久津社長は、「国民的スターでありながら、『優等生』の面と『やんちゃさ』を併せ持つお二人に演じていただくことで、当社の新たなイメージ発信とともに、全国の従業員の皆さまにも元気を届けたい」と説明した。
発表会ではCMにも登場する新シリーズ「旨さ相盛(あいもり)おむすび」3種(9月6日発売)も披露された。通常のおむすびの1・5倍のごはん量に、上部と中具の2か所に具材をたっぷり盛り付け、どこから食べても味わえるように設計。羽石奈緒取締役執行役員商品本部長は「具材をたっぷりほおばれる満足感と、鞄に入れても崩れにくい容器設計にこだわった」と説明。今後は具材を変えたシリーズ化を予定している。
