推しで1本800円の缶飲料が絶好調 サントリーのオリジナルラベルサービスに大発展の可能性
内貴八郎取締役専務執行役員SBFジャパン社長
 推しのスポーツ選手などをデザインした1本800円の缶飲料が絶好調――。

 物価高騰と節約志向の高まりでペットボトルや缶の清涼飲料水の販売数量が足踏み状態にある中、市場平均価格よりも格段に高い飲料が飛ぶように売れるビジネスを展開しているのがサントリー食品インターナショナル(SBF)。


 同社は、新規事業の1つとして2023年4月から「TAG LIVE! LABEL」と称するオリジナルラベルサービスを展開。スポーツ観戦の場やイベント会場で好評を博して導入を拡大している。

 同サービスの2025年売上規模は前年比約3倍の見通しとなっている。

 同サービスは、専用のラベルシステムを用いることで、導入先の企業様が保有するコンテンツやその場で撮影した写真を飲料ラベルとして出力することができ、その日、その場所だけの特別な1本をファンに向けて販売することを可能にする特許取得済みのサービスである。

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内貴八郎取締役専務執行役員SBFジャパン社長 2025年12月22日、取材に応じたSBFの内貴八郎取締役専務執行役員SBFジャパン社長は「コンテンツによっても差があるが、上手くニーズと合致すると通常の飲料よりも高い価格であっても大きな反響をいただき、設置先さまの集客にもつながる」と胸を張る。

 導入先の企業にとって通常のグッズは多品種・小ロットでの発注が難しく、在庫リスクを抱えるという課題がある。

 この課題に対し、同サービスでは缶とラベルを分けることで多品種小ロット生産や生産リードタイムの短縮化を実現。短期間のイベントでの展開や大小さまざまのコンテンツとの取り組みができるようになっている。

 購入者に対しては、体験価値としてイベント会場で飲用を促し、飲用後にラベルをきれいに剝がして保管・コレクションできるといった価値提供も可能となる。

 実際、購入者がSNSを通じてオリジナルラベルの飲料や開催のイベント、あるいは設置先の情報を拡散するといった副次的な効果もみられるという。

 推し活の心理に着目した飲料高付加価値化の取り組みとして、さらなる導入拡大を図っていく。
 「大発展の可能性があり、将来、我々にとって収益性のあるビジネスだと大いに期待している」と力を込める。
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