チャンピオンカレー 有形無形の財産を最大活用 チャンカレ、66年目を迎え
「生カレー」
 「金沢カレーのスタイルを創造したのは当社。外部から入社したからこその気づきだが、味をはじめ有形無形の資産がある。
その資産と価値をしっかりと情報発信していきたい」と語るのは、中村洋介新社長。前職のファミリーマートでは社長直轄の業務改革のマネジャー職に長年携わり、昨年9月執行役員経営企画部長としてチャンピオンカレー(石川県野々市市)に入社。4月1日から代表取締役に就任した。創業家以外から初の四代目社長であり、南恵太社長は同日付けで代表取締役会長に就く。

 北陸エリアで「チャンカレ」の愛称で親しまれる同社は、ステンレスの舟皿にカレーに合うよう吟味されたご飯とキャベツが敷かれ、ソースのかかったトンカツがトッピングされた<金沢カレー>の元祖。「ルーは原料コストが高いビーフを使用し、トンカツも店舗で衣をつけて揚げて提供する。65年間このやり方で、マイナーチェンジを繰り返しながら味を突き詰めてきた。すべてはより美味しいカレーを提供するため。まさに職人気質の会社だと思う」。

 金沢カレーの認知が拡がった近年は、外販事業が売上構成比の約3割に拡大した。白山工場では、業務用チルドパックを地元・北陸をはじめ全国のホテル、SM惣菜売場、外食店などへ販売。家庭用はレトルト、チルドの2タイプを販売している。


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「生カレー」 中村社長は「国内市場で競合がないチルドカレーも資産の一つ。店内と同じ味を楽しめる商品としてレトルトで飽き足らない地元ユーザーに支持されてきた。チルドカレーの名称はこの春から<生カレー>に改称し、全国エリアで新規顧客の獲得を進める」と強い意欲を示す。また、チルドに加え、冷凍タイプもラインに加えた上で、既存品になかった辛口も販売する予定だ。

 創業66周年を控えた今期は、4月末から「生カレー」の販売、周年企画としてレトルト製品では、66g増量(既存品比137%)、66種類の具材を使用したプレミアム商品の販売を計画。店舗では無料券配布、66日間限定メニューの販売も予定している。

 「金沢カレーは約20年前から少しずつ認知され、北陸新幹線開通も後押しし市民権を得たが、同業他社の影響も大きいのでは。その点では敬意を払いつつ、チャンピオンカレーの味と、レトルトと一味違うチルドの<生カレー>を皆様に楽しんで戴きたい」と力を込める。

 中村洋介氏(なかむら ようすけ) 1980年年3月10日生まれ、46歳。金沢工業大学経営工学部卒業後、ファミリーマート入社。現場SVとして250店(100法人)以上の経営改善と延べ5万品以上の商品評価および販売コンサルを実施。2017年澤田社長(当時)直轄の改革メンバーとして全社課題の改革に従事。
デジタル機器導入、食品ロス削減、店舗オペレーション、SV業務改革、次世代型実験店の立ち上げなど幅広い業務で成果を出した。2025年9月チャンピオンカレー入社。

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