スターバックスでは、ティーを進化の立役者と位置づけ、20年にティービバレッジに特化した店舗として「スターバックスティー&カフェ」をオープン。
スターバックスがコーヒーなどに留まらずティーにも注力する理由について、小室氏は「私達はコーヒーを売るために商売しているのではない。人々を喜ばせたいと思い、その手段としてコーヒーを扱っているのだ」とのスターバックス創業者のハワード・シュルツ氏の言葉を引いた。
コーヒーにはないティーの魅力としては、癒しやリラックスのイメージが強い点を指摘する
「コーヒーにはカフェインが含まれていることもありコーヒーブレイクという言葉があるが、ティーではティーブレイクとは言わずティータイムと呼ばれる。時間を長めにとってお食事などと一緒にちょっと落ち着くとか、コーヒーに比べて癒しやリラックスのイメージが強いと個人的には思っている」と説明する。
売上拡大の背景としては、心身のリフレッシュニーズの向上・本格志向の高まり・嗜好の多様化の3つを挙げる。
今後のティービバレッジの展開は、通常店でのティービバレッジのラインアップの強化と、期間限定のティービバレッジが楽しめる多様なプロモーションの両軸に注力していく。