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今2月期のグループ売上は400億円を超える見通しだ。404、405億円になりそうだが、現時点ではまだ予断を許さない。大雪の影響で1億円分の出荷が減ることもあり得る。
秋冬商戦も販売好調だ。一番の好調商品は木綿で、全く足りない。
グループ会社は全部で11社になった。今赤字なのはギトー食品だけで、丸福食品は9月15日からグループになり、11月に黒字化できた。これまでの最短で2か月。
ギトー食品は大幅な値上げの影響もあり、稼働が落ちたが、それは問題ない。安売りするつもりはない。少し我慢をしながら黒字化を達成する。10億円ほどかけて工場を改装した。
まだそれほど表面化していないが、豆腐業界の需給はかなりタイトになりつつある。有力メーカーが一品退いていくたびに、他の有力メーカーに声が掛かる。当社は最後の砦のようなもので、基本的に受けざるを得ない。
売場側は「価格は高くてもよいから」と言うが、もはやそういう問題ではなくなってきた。作れるか、作れないかの製造キャパの問題で、現状はオファーを受け切れない。
豆腐の需要が上がる一方で、供給先はどんどん減少する。これからは供給を守ることが一つのテーマになってくる。ライン増設も従来のように攻めるためのものではなく、供給を守るための設備投資になる。ベーシックの木綿や絹豆腐、厚揚げなどの商品群はそうなっていく。
それぐらい市場は供給がひっ迫しており、現在豆腐業界では何とかしようと取り組んでいるが、そもそもメーカーが潰れないようにしないと、どこかのメーカーがフォローするということが今後はできなくなる。