水とお湯だけで手づくりヨーグルトが作れる。牛乳は必要なく、電源もいらない。

新鮮なヨーグルトには、約20億個の生きた乳酸菌が含まれており、美容と健康を意識する人たちの中で注目されている。『EasiYo』(イージーヨー)は9月1日から通販チャンネルQVCでの取り扱いが開始され、道端カレンさんのオススメ商品として、注目を集めている。
原産国はニュージーランド。抗生物質、ホルモン剤を一切投与せず育った放牧されたジャージー牛から摂れた高品質の低温殺菌乳をミルクパウダーを原料として使用。カルシウムとたんぱく質が豊富に含まれている。乳化剤・安定剤などの化学添加物を一切使用しておらず、天然の素材のみを使用しているという。
ヨーグルトの乳酸菌には生存期間があり、作ってから2~3日をピークに減少していく。その為、自宅で作りたてのヨーグルトを味わうというのは、市販のものよりもはるかに優れた乳酸菌が多いのである。

『EasiYo』(イージーヨー)は、フリーズドライのヨーグルトパウダーに水を加えるだけという手軽さ。それを専用の容器に入れ、お湯で温めながら一晩(10~12時間)で出来上がる。またヨーグルトのパウダーは、常温で長期保存が出来るので、必要な時に作って食べることが出来る。
ヨーグルトのフレーバーも、プレーンタイプ、無脂肪・低脂肪タイプ、クリーミータイプ、デザートタイプやフルーツタイプなど約20種類。バリエーションが豊富なのも魅力のひとつだ。

今回は、ギリシャヨーグルトのスィートグリーク、バニラ、ストロベリーの3種類をお試ししてみる。

まずは、イージーヨーを作る専用容器を見ていこう。始めて手に取った時には、その大きさに少々驚いた。ポット並みの大きさである。中には、小さなジャー(内部容器)が入っており、これでヨーグルトを作る。

まずはじめに、内部容器に常温の水を半分程度(400~500ml)入れておく。次にヨーグルトパウダー1袋分を全部加える。フタをしっかりと閉めて上下に振り、よく混ぜ合わせる。
この時に使う水は冷水を避け、常温のものを使うこと。最低でも15℃以上のものを使うのがポイントだ。

再度フタを開けて、水を一番上の線まで加える。(Full to Topと書いてある付近まで。)この時にフタにヨーグルト液がつき、垂れやすいので気をつけよう。もう一度フタをして、よく振る。

次にヨーグルトメーカー(外部容器)内の赤いバッフルの上までお湯を注ぎいれる。ポイントは、必ず沸騰させたお湯を使うこと。その中にジャー(内部容器)を入れて、フタをする。
作業はこれだけ。あとは8~12時間程度そのまま放置しておけば良い。季節により放置する時間は変動するが、早ければ2~3時間で固っていく。付箋などに、日付・時間を記入して貼っておくと分かりやすいだろう。寒い季節などは最大で24時間程度そのまま放置しておいても大丈夫。

記者はだいたい18時間ほど放置しておいた。ヨーグルトメーカーを開けると、中のお湯はすでに冷たくなっており発酵が進みすぎているようなことはなかった。

ちゃんと固まっており、クリーミーで甘いバニラ・ヨーグルトの完成!
美味しい。ニュージーランドのものだが、日本で売られている加糖タイプのヨーグルトと同じような味である。

次にストロベリーヨーグルト。作り方は同様。水にヨーグルトパウダーを加えて、お湯の入ったヨーグルトメーカー(外部容器)に入れて、約18時間ほど放置。こちらもきちんと固まっており、甘くて美味しいヨーグルトを楽しむ事が出来た!

ヨーグルトを作る水は水道水でも良いが、やはり天然水や浄水されたものなど綺麗な水で作ると美味しさが違うのでオススメである!

さて、最後にスィートグリーク。こちらはギリシャヨーグルトの加糖タイプ。同じように水を加えて、約18時間ほど放置。
作った時の気候や部屋の温度は他の2つを作った時とほとんど変わらず、特に変わったことはしていない。「なぜこれだけ、他と違うのか?」と最初は不思議で仕方なかったのだが、後からその原因が分かる。

記者はバニラ、ストロベリーと天然水で作っていた。スィートグリークもそのつもりで作っていたのだが、実はその水が外国産のミネラルウォーターで天然の微炭酸を含むものだったのだ。炭酸水ではなくあくまでも天然水なのだが、硬水で重炭酸塩の含有が高い水。ナチュラルウォーターとは若干含有の成分が違うものであった。これにより、違った形でヨーグルトが発酵してしまったものと思われる。
だが、失敗しても大丈夫。『EasiYo』(イージーヨー)には、ヨーグルトを作ってみて、上手く固まらなかった場合は1袋につき1回限りで新しいヨーグルト1袋と交換してくれる「1袋保障サービス」があるのだ! 失敗した状況はきちんと伝えなければならないが、こんなサービスがあるのはユニークで、ありがたい。
自宅で作りたてのヨーグルトを楽しめる『EasiYo』(イージーヨー)。パウダーと水を混ぜるだけの手軽さ、電源不要のお湯だけで作れてしまうところなど、ヨーグルトが好きな人には十分オススメできるものと感じたが、記者が気になった点も、いくつか挙げておこう。
まずは出来上がる分量の多さ。1回に1kgものヨーグルトが完成するのだ。その分量から、日常的にヨーグルトを食べる人、家族が多い人、料理にも頻繁にヨーグルトを使う人向きであると言えよう。出来上がった1kgのヨーグルトは冷蔵庫にて保管し、約2週間で食べきるのが目安。しかし、生きた乳酸菌は減っていってしまうので、やはり新鮮なうちに食べた方が良いだろう。日本向けに半分の量(出来上がり分量が500g)で作れるサイズのものなどあれば、色々な生活パターンに対応出来るような気がする。

次にヨーグルトメーカー(外部容器)の大きさも、やはり気になる。ジャー(内部容器)も高さがあり、このままでは冷蔵庫に入れることは難しい。

ドアポケットの後ろのスペースには入れることが出来たが、手前のドアポケット(牛乳やペットボトルが入るようなところ)には入らない。スペースを取るので、少なくなってきたら別容器に移し替えるなどの作業も必要になってくるだろう。
そして価格である。決して安いとは言えない。1kgのヨーグルトを作るのに、パウダー1袋が約1,400円。まとめ買いで安くはなるが、一般的なヨーグルトに比べると割高感がある。もちろん作りたての美味しさを楽しむ事ができること、化学添加物が一切使われていないこと、なによりヨーグルトを自分で作る楽しさに大きな魅力があるので、このあたりが購入するかどうかの判断基準になりそうだ。今回ご紹介したヨーグルトメーカー(容器)とパウダー3袋のセットは4,600円(税別、送料別)である。
『EasiYo』(イージーヨー)を生活にとり入れると決めたならば、味のバリエーションが豊富に用意されているのは嬉しい。今回記者がお試ししたものはすべて加糖タイプだが、ナチュラルで甘くないものもある。あれこれ作って存分に楽しみたい。
尚、今回お試ししたのが9月上旬という気候から、特に何も気にせずに作る事が出来たが、真冬などは放置時間を長くしたり、もう少し工夫が必要になってくるように思う。また甘みのあるヨーグルトが好きなのか、酸味のあるヨーグルトが好きなのかでも 好みは分かれる。発酵時間などを調節すると良いだろう。