Hashyから発売された『にゃんこ計』。これは手のひらサイズのネコの形の温湿度計だ。
■一時間に一度、自動でしゃべり出す! なでてもしゃべり出す!
『にゃんこ計』(対照年齢15歳以上・参考小売価格税抜2980円・2016年3月29日発売)を箱から出す前にパッケージをよく読むと、3つの動作をしてくれるのが分った。

「60分に1回しっぽの光で部屋の温度状況を確認、おしゃべりで知らせる」
「頭を1回なでるとおしゃべりする」
「頭を2回連続でなでると温度、湿度をお知らせ」してくれるらしい。なるほど。

箱から取り出すと、底の部分にスイッチと電池を入れる部分がある。さっそくフタを開けて単四乾電池3本を入れる。

説明書を読むと、このスイッチをスライドさせると音量調節が出来る仕組み。おしゃべりさせたくない時は左端にスライドスイッチを動かせばOK。中央にスライドさせれば電源ON/音量(小)で、一番右端は電源ON/音量(大)。まずは中央にスイッチオン。使用していて声が小さくなったり、正常に再生されなくなったら電池交換の合図だ。

それでは実際に使ってみよう。
■さっそくスイッチオン! あれ、動かない…!?
スイッチを入れた瞬間、「ニャーニャー」という声がして、その後沈黙。床に置いて説明書に書かれている通り、頭を1回撫でてみた。動かない。軽く撫でても、グイグイ撫でても一向に音がしないのだ。壊れているの?

おかしいなあ、と思って途方に暮れつつ、裏を見る。と、接地面に突起があり、それを押すことで声がした! なるほど、ここがスイッチか。PCのマウスをクリックするように押すと確かに声がする。どうりで柔らかいカーペットの上に置いてもスイッチが入らないわけだ。つまりテーブルの上など、硬い平面に置かないとスイッチをクリックすることができない。
改めてもう一度、テーブルに置いて頭を押す。すると「このお部屋ばっちり。

■警戒・注意・快適が、しっぽの色でひと目でわかる!
60分に1回自動でしっぽを光らせながら、おしゃべりをしてくれるという『にゃんこ計』。ただ光センサーで周囲の明るさを判別しているため、夜暗くなると自動でおしゃべりが止まる仕組みなので睡眠中にしゃべり出すことはない。

そしてしっぽの色だけで部屋の快適さがチェックできる。警戒(赤)注意(黄色)快適(緑)でおしゃべりの内容も赤の時は「コホコホ、乾燥してる~」黄色の時は「このまま湿度下げないでね!」緑の時は「良い感じでご機嫌ニャー!」など。おしゃべりのパターンは90語もある。これは楽しいかも。

■『にゃんこ計』1日使ってみた感想は…
『にゃんこ計』をつけて1日部屋で過ごした結果、分ったことは湿度と温度は連続2回頭を撫でないと教えてくれないということ。

10分に1回、独自のアルゴリズムで部屋の状態を光で知らせてくれる機能は、この先来たるべき夏の熱中症対策に役立つのではないだろうか。ただし厳密な測定ではないので、あくまで目安として使うべき製品だ。

■まとめ:あると便利な簡易温度・湿度計。お年寄りの熱中症対策にも最適!
結論としてこの『にゃんこ計』は「あると便利」な商品だと言うこと。一人暮らしのお年寄りの熱中症対策やコミュニケーションツールとして役に立ちそうだ。模様はミケネコと灰猫の2種。ちなみにこの『にゃんこ計』、近所で一人暮らしをしている叔母(80歳)が遊びに来た時、「これ、欲しいわ!」と言っていたので今度プレゼントしてみようかと思う。

